小林一三(こばやしいちぞう)

▼ 略歴

1873年
(明治6年)
 
山梨県生まれ。
1892年
19歳
慶応義塾卒業後、新聞記者を志す。
1893年
20歳
三井銀行(現在の三井住友銀行)入社。大阪支店勤務。
1895年
22歳
岩下清周氏大阪支店長に着任。
1897年
24歳
名古屋支店勤務。支店長の平賀敏氏。
1899年
26歳
大阪支店勤務。
1901年
28歳
箱崎倉庫主任の辞令が一夜で取り消され次席に。
1902年
29歳
本店調査係検査主任。
1907年
34歳
三井銀行退職。阪鶴鉄道(現在のJR福知山線)監査役。同年箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)株式会社創立の追加発起人。専務取締役就任。
1911年
38歳
宝塚新温泉営業開始。
1913年
40歳
宝塚唱歌隊(現在の宝塚歌劇団)組織。
1918年
45歳
箕面有馬電気軌道を阪神急行電鉄と社名変更。
1920年
47歳
神戸線本線開通。
1925年
52歳
梅田に直営マーケット、食堂開業。
1927年
54歳
阪急電鉄取締役社長、東京電燈(現在の東京電力)株式会社取締役就任。
1932年
59歳
株式会社東京宝塚劇場(現在の東宝)創立。
1933年
60歳
東京電燈取締役社長就任。
1934年
61歳
阪急電鉄会長。
1937年
64歳
東宝映画株式会社創立。
1940年
67歳
商工大臣。
1945年
72歳
戦後復興院総裁。翌年公職追放。
1951年
78歳
公職追放解除。東宝社長就任。
1957年
84歳
逝去。

▼ エピソード

■ 日本の私鉄経営(乗降客の増加を目的として住宅分譲、デパートや遊園地、野球場の建設)のさきがけ
■ 日本で初めてターミナルデパートを作る(大阪梅田)
■ 宝塚歌劇の生みの親
■ 住宅のローン(月賦)販売のさきがけ
■ 全国高校野球の企画誘致(ただし阪神に持っていかれる)

▼ 人物関係表

根津嘉一郎 東武をはじめ数々の鉄道を手がける「鉄道王」であり、同郷(山梨)の先輩。出資依頼をする。
渋沢栄一 渋沢が晩年手がけた田園調布の開発を支援する。
松永安左エ門 大阪市内路線建設工作に協力。松永は市会議員を買収したとして拘留される。また、小林が東京電燈の経営を行うにあたり、「電力王」松永に教えを請う。
五島慶太 東急の沿線開発手法は、小林から着想を得ている。

▼ 参考文献

小林一三氏の深い洞察・思考を学ぶなら、こちら
私の行き方 (小林一三)
逸翁自叙伝 (小林一三)
■ 20世紀の企業家−小林一三(有斐閣)
■ 宝塚戦略−小林一三の生活文化論(津金沢聡広)
その他一般的な参考文献

   

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