浅野総一郎(あさのそういちろう)

▼ 略歴

1848年
 
富山県生まれ。
1868年
20歳
産物会社を運営するも破綻。
1871年
23歳
夜逃げ同然で上京、水売りを始める。
1873年
25歳
薪炭、石炭販売を横浜にて開始。
1876年
28歳
横浜市ガス局のコークス、コールタールの廃物利用で儲ける。
1884年
36歳
官営深川セメント(後の浅野セメント、現、太平洋セメントの前身)の払い下げを受ける。
1904年
56歳
川崎、鶴見埋立計画を神奈川県に認可申請。
1916年
68歳
浅野造船所(現、日本鋼管→JFE)創立。
1927年
79歳
川崎、鶴見埋立計画完成。
1930年
82歳
逝去。

▼ エピソード

■ 水売りから身を起こし、アサノセメントをはじめとする浅野財閥を一代で築く
■ 京浜工業地帯の埋立を手がける
■ 現在の鶴見線、南武線、青梅線の敷設にもかかわる(セメント用の石灰石輸送のため)
■ 横浜の浅野学園の創設者

▼ 人物関係表

渋沢栄一 深川セメントの払い下げを斡旋、その他浅野の実業界での活動を支援。
安田善次郎 浅野の事業を資金面かバックアップ。京浜工業地帯の埋立にも協力。浅野が経営していた鶴見線には「安善駅」があるが、これは安田にちなんだもの。

▼ 参考文献

■ その男はかりしれず−浅野総一郎伝(新田純子)
■ 20世紀日本の経済人(日経新聞)
その他一般的な参考文献

   

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